8月25〜29日に、家族でグアムへ行って来ました。
行くまでには本当に色々と問題があって、半ば諦めたり、行くギリギリまで家族で行けるかどうか分からなかったりとドタバタしてましたが、無事行ってこれました。
そんな親たちの苦労は知らず、子供達はクレヨンしんちゃんのグアムのアニメなぞを見て、「グアムに行く」とすっかりウキウキ気分。「飛行機の食事はお代わりできるの」などシンちゃんの知識を披露してくれます(お代わりはできません。笑)
学校や教育相談の先生にまで「グアムに行く」と言ってしまい、困りものでした。お土産用意しなくちゃ(笑)
家族で海外旅行は、娘が一歳半の時に親戚のいたギリシャ以来です。弟は初めての飛行機です。
娘が小学生位の頃は海外へ行くなんて諦めてました。でも、行ける日も来るものですね。
今回は娘や弟にとって、海外旅行入門編です。
最初はハワイなども候補にあって、ツアーをいくつか押さえていたのですが、何せハワイは飛行機に乗っている時間も長く、時差も大きく、子供達が帰国してから大変だろうという事で、より近いグアムにしました。
本当に入門編なので、第一に、うちの子の杓子に合わせた旅行計画を心掛けました。
グアムは、飛行機で3時間半、時差は1時間です。
オフシーズンだと、国内旅行よりも安い時もあります。
残念ながら、うちは夏の一番のピークの時に行ったので、グアムのくせに高いと、かなりパパがぶーぶー言いました。
まあ子供が学校に行き始めると、学校の休みの時期じゃないと行けなくなりますよね。
準備としては、まずはパスポート。仕事をしているパパは代理で、あとは家族揃って申請に行きました。今のパスポートは、字が書ける限り(小学生以上)は、自分で署名をします。10年前に取った娘のパスポートは私が代理署名しましたが、今回は小学生の息子も自分で署名です。
申請書の書いた文字がそのままパスポートに転写されるので、うちで何度か練習させて申請書に書かせました。娘の方は大丈夫だろうと思ったら、却って左寄りになってしまい、書き直しでした。
パスポートを受け取り、何でこれが必要なのか、外国に行くのに日本人の証明として必要なんだよ、などと説明をして。
次に、グアムで使われているアメリカドルの用意です。
成田かグアムで変えればいいと思いましたが、今回は実家の近くの銀行で変えました。そうしたら、1$5$10$と細かい紙幣に変えられて、非常に便利でした。
細かい紙幣は本当に便利なんです。大きい買い物はカードでできますが、チップや露店などは現金しか使えない事が多いからです。
さらに、前もって子供たちに「これが1$、これが25セント…」などと説明もできました。コインは以前旅行した時の残りです。
ちょっとしたものは自分で買わせようというのも計画のうちです。
ピカピカの1$紙幣は「人生ゲームのお金みたい」と子供の言うように、オモチャのようです。
成田まではクルマで行きました。バスや電車で行く方が楽かとも思ったのですが、やはり自家用車の方が子供のトラブルなどに対処できますし、自分たちのペースで動けます。
成田には何軒も旅行用の駐車場があります。駐車場まで車で行って、そこからバスで空港まで送ってくれます。
今回の旅行は夜のフライトなので、お昼頃に家を出ました。
うちのペースにはそれが丁度いい時間です。
残念ながら、行く直前に娘が女の子の日になってしまいました。
前の月の日程からそうなる可能性はあったのですが、こればっかりはどうしようもありませんでした。
本人も緊張や期待で、余計そうなる体調になってしまったのでしょうか。
急いで薬局に水泳できる装備を買いに行ったのですが、本人が練習で「怖い」というのでやめました。
もう、なるようにしかなりません。
そんなこんなで当日の午前までも娘の体調は不調でした。
行く道々、一番の心配は迷子の事でした。二人には「アイムロスト」という言葉と、自分の名前とホテルの住所と電話番号、パパの借りた携帯の番号を書いたカードを持たせました。
本当に迷子になったら、これを見せてタクシーで帰って来いと言って。
でも実際は迷子にはなりませんでした。
迷子らしい事は何度もありましたが、いる範囲は小さく、時間をかければ見つかるものばかりでした。
また子供たちには、好きなジュースでもお菓子でも自分で買えるように5$ずつ渡しました。
成田に夕方に着いて、夜の便です。
弟は初めての飛行機に興奮してました。娘も多分興奮していたようです。大声で話すでもなく踊るでもなかったのですが、機中泊でグアムに着いたのが現地時間で夜中の2時。子供達が起きていられるかが一番の心配でしたが、二人ともしっかり起きていました。それだけ初めての海外旅行(お姉ちゃんは二回目ですが)に静かに興奮していたようです。
一番の心配はやはりトイレで、「トイレに行きたい」という言葉で、子供達をトイレに連れて行って使い方を説明しました。
飛行機のトイレは狭くて道具がいっぱいあってわかり辛い所があります。「空」「入」も英語で「vacant」「occupied」です。「Vが空きで、Oが入ってる事だよ」などと言いましたが、もっと単純でもよかったかも。
日本は雨続きでちょっと涼しかったのに、グアムに下り立った途端ムっとする空気で夏に逆戻りでした。
日本の熱帯夜くらい暑いです。
飛行機を下りて早速グアム空港のトイレへ行きましたが、さすがにそこのトイレはアメリカンスタイルでドアの上と下は無く、黄ばんでいて綺麗とは言えず、娘は使えなかったようです。
グアムの入り口の顔の空港のトイレがあれだとは…とちょっとビックリです。
グアムの夜中の便は多いらしく、そのままホテルにチェックインできるようになってます。
そのままツアーのバスで其々のホテルを送ってもらって、夜中に部屋に入りました。
ツインの部屋に子供たちのエクストラベッド2つで、4ベッド。ベッドの数分チップがいるそうなので、毎朝4$置いて置きました。
家から成田、成田からグアムまでの旅行で、子供たちはお風呂も入れずさっさと寝入ってしまいました。
私はシャワーを浴びて、やっと寝入ったのが朝方の4時でした。
せっかく早めにチェックインしたのだから、ゆっくり寝ていたかったのですが、皆朝7時には起きてしまいました。
泊まったホテルは日系で、部屋の説明書や所々に日本語がありました。
フロントも昼間であれば日本人スタッフがいました。でもちょっとの英語でも通じます。
ホテルだけでなく、日本の旅行会社のパックならバスなどのフリーパスがもらえ、ホテル間や観光地やお店などを回るバスに乗り放題でした。バス停には必ずガイドの人が日本語で何番バスかや乗り換えなどを教えてくれるという丁寧さでした。
アメニティも揃っていて、ランドリーも無料で使えました。
ホテルの前にある、流れるプールやスライダーなどの揃ったウォーターパークも無料で使えます。
本当に日本人のための観光地というのがひしひしと感じられましたよ。
ホテルの前は本当に水色と青の混ざった綺麗な海。
300mほど離れた小島まで遠浅で歩いても行けます。(実際は珊瑚がいっぱいでアクアシューズを履いてないととても歩けません)
ホテルでボートやシューズやシュノーケルやタオルも貸してもらえます。
せっかく海に来たのだからと、はやる気持ちのパパと弟でしたが、娘はどうにもやる気が出ず、ホテルの部屋で休むと言ってました。
かと言って一人にしておく訳にもいかず、ママも残りました。
今回の旅は、子供達も初めてという事で、基本の姿勢は
1、無理をしない。2、(予定を)詰め込まない。欲張らない。3、子供の体調や天候に合わせる。 でした。
ホテルの部屋もいいものです。
娘はもう13歳なので(12歳以下だと一人きりにすると虐待扱いで大人が逮捕されてしまいます)、部屋に残して、ちょっとホテルの売店なども見てきました。
ホテルを楽しむのもいいものです。
グアムは日差しが強く、お昼頃は暑くてとても外で泳げません。泳いでいる日本人も少しはいましたが、皆長袖のウェアを着ていました。
お昼ご飯はツアーのミールクーポンで、ホテルでバイキングでした。
たらふく食べて、お昼は部屋に戻って皆でお昼寝です。
子供に合わせた旅行では、お昼寝も予定のうちです(笑)
お昼寝から起きて、午後は近くのスーパーに買い物に行きました。
地元のスーパーって、その地域にしかないお菓子や食材とかあって私は大好きです。
行く途中に一ヶ所交差点があり、いくら待っても歩行者が青信号になりません。回りを見てやっと気付いて、歩行者用は押しボタンでした。しかも、クルマは赤でも右折(右側通行です)は自由にできるので、歩行者用の青はとても短いです。
弟はすっかり交差点恐怖になってしまいました(笑)
用意して行ったビーチサンダルが壊れてしまったので、それを探したり、パパはバッグを見たり。そうこうしているうちに弟がお菓子が買いたいと言うので、選ばせて買い方を教えました。やっと買ったかと思ったら、娘がちゃっかり一人で大袋のお菓子を買っていました。
何の説明もしてないのに、怖気もなくすんなり買い物をしている娘にびっくりです。こんな所があったなんて。
夕方近くにパパと弟はまたも海に。
娘はホテルで休んでいたのですが、本当に今回の旅行はパパが一緒でなければ動けませんでした。一緒に行けてよかったです。
夜は早々にオプションで、ポリネシアンディナーショーです。
フラを踊る薄着のお姉さん達と写真を撮ったり、ショーを見たりしながら、バーベキューでしたが、お肉が厚切りでとても美味しかったです。
二日目はまたも午前は海に行きました。
今度は娘とママも一緒でした。ボートで近くの島へ行くくらいはできるだろうという事で、岸辺で遊びながらボートの順番を待ってましたが、なかなか借りられずお昼になり、またも今回も諦めました。
朝かお昼を選べるミールは、お昼を選んで皆でホテルでお昼ご飯をしました。
日本人向けのお料理がまたも食べ放題です。
午後はお昼寝。
外人さんがお昼寝をする気持ちがよくわかりました。
子供達のペースにも、丁度良かったです。
お昼寝で休んでいると、さっきまでピーカンに晴れていた空がアッという間に曇って、雷と豪雨になりました。
これがよく聞くスコールかと思いましたが、最近の日本の雷と似ていて、日本も熱帯になったんだなと思いました。
雨が止んでから、今日は水曜なのでチョモロ村祭りがある日という事で、地元の出店祭りで多いに楽しみました。
ブランド物のお店や何かより、地元っぽいこういうお店の方が私は好きで、飾りやお菓子、お土産などを沢山買い込みました。
娘や息子も、自分で好きなスムージーなどの飲み物や飾りを買っていました。
夜まで、歌やフラ踊りなどをやっていて、屋台で食事を買って、見ながら食べました。
夜10時すぎに帰ろうとバス停へ行ったら、自分達の泊まっているホテルに行くバスはなくなってしまい、乗り換えだと言われました。
バスは観光地とホテルを行き来する観光専門のバスなのですが、運転手さんがフレンドリーで日本のバスの感覚で行くと全然違います。
運転手さんは、客に皆行き先を聞いてきます。
止まるハズじゃないホテルの名を言って、笑う私達に笑い返し、自分達のホテルまで行ってくれました。
本当に日本人観光客を大事にしてるんだなあと感謝感謝でした。
三日目は、午前はまた海です。
今日こそはボートを借りられて、離れ小島まで行けました。
浜とは違って、ホントに綺麗な魚が近くで泳いでいて、シュノーケルなどでずっと見ていたい気分でした。
シュノーケルは貸してもらえるのですが、時間制なので、持っていってもいいくらいだと思いました。
午後は、今度は地元の大きなスーパーで、お土産がてら買い物に行きました。
スーパーだと子供たちも自由に見て回れます。
お店から出ないでねと言っておけば、大丈夫です。
私の一番の目的は、自分に合うサイズの服や水着を買う事でした。
日本と違って、こちらは大きなサイズの綺麗なプリントの服が沢山あります。
残念ながら、日本のように試着室などはなくて、見て合わせるだけでしたが、私にはピッタシの服や水着を買う事ができました。
四日目で帰国です。
午前いっぱい時間があるので、ホテルのプール、ウォーターパークで遊びました。
そしてホテルでミールクーポンで昼食をして、チェックアウト。
娘は重いスーツケースを運んでくれました。
帰りの飛行機は子供二人が窓際で、普段見られない風景を見せて上げられる事ができました。
段々遠ざかっていく街や、すごい形の雲、真丸の虹も見られました。
あまり感動を表面に出さない娘にも、心に残ってくれればと思います。
(08.09.09〜追記09.01.15)